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『野郎蟲』にも吉田伊織といふ野郎のことを評して『西の方(の京の島原のこと)の太夫様の風あり』と記してあります、島原の太夫と同様に見られてゐるのですから、彼等の男娼化の顕著さがこの一記事に徴しても明白です。