自己の学説に基く女嫌ひ

第四種の女嫌ひは、自己の学説や観察に基く女嫌ひで、例へば、精神病学者メビウスが、女子の生理的精神薄弱なることを論じ、或はハインリツヒ・シユルツやエヅアルド・マイエルが男性的文明を讃美し、或はベネヂクト・フリードレンデルが男子間に於ける同性の愛或は少くとも生理的交情を嘆美して女性を排斥したるが如き類である。